2014年5月24日土曜日

On Your Mark

長い1週間だった。
ASKAさんが覚醒剤所持を認めたというのは本当なのだろうか。
実は一度もまともに報道を見ていないのだ。
10代の頃から大好きだった人の姿とはあまりにもかけ離れていて、
悲しいとかより脳内大混乱である。
失墜するにもほどがあるだろうと言ってしまいそうなひどい有様だ。
それでも、ばかだなーほんとに、と愛を込めて思っている。
そんな別の世界を持たなければ、世の生活ができないほどだったのなら、
命を削ってまで曲を書かなくてもいい、そう思った。

最近、「迷宮のReplicant」の歌詞を思い出している。

 例えば僕は誰かの夢で作られた人 幻人
 時間の運命

 僕が死んだらもしも死んだら
 誰かの夢が朝になった そう思えばいい

同時に、先月ファンクラブ会員に送られた「Be Free」を思う。

 自由になりなさい 楽になりなさい
 誰かにそんな風に 言ってもらいたい

この2曲の歌詞を思い出すとは、この状況下であまりにも切ない。
理想が高く、自己評価が低い人にありがちな悩みであるが、
自分のことをよくできたまがい物と思っているまま生きることは辛いだろう。

罪の甘美さは恐ろしい。確信した上でなら一層。
崖っぷちを覗き込んだ時の感覚。
嬉しいことや楽しいときだけでなく、危険が及んだ時も心拍数が上がる。
それを脳が快感と認識してしまう。まやかしであるのだけれど。

私もわかる、暗い闇を覗き込んだときの感覚。
堕ちてもいい、と酔いそうになる。

人間の心はどこまでも堕ちると思っている。
誰でもそうだと思っている。
愛する人たちを傷つけるに違いない行動が、そのことこそが愛を確かめる手段であるかのように。
何もかも破壊しながら、その中に真実の安らぎがあるかのように。
それは律することのできない怪物となった自分が、それまでの自分を切り裂いて行くようなものだ。

多くの人を失う、離れて行く。
それでも、全力で引っ張り上げてくれる人がいるかもしれない。

私はここまで色々あったけど、堕ちなくて良かったと思ってる。
引っ張り上げられて良かったと思っている。
ASKAさんの歌で支えてもらったのだ。

だから、今を「On Your Mark」としてもらいたいと願っている。
まだ、待てるとか断言できないほど、混乱中の状態だけれども。



チャゲアスファンの方のアクセスが多いので、時々心情を愚痴ります。
明日にはまたスイッチ切り替えます。
悲しい気持ちのまま読んでいる方、書くことや読むことで気持ちを共有できるかもしれません。








2 件のコメント:

  1. 初めまして。アスカファンです。辛いですね。作品に罪はないですよね。

    返信削除
    返信
    1. はなみぃさま。
      コメントありがとうございます。
      ASKAさんの歌う姿がニュースやワイドショーなんかでいっぱい流れてて、こんな形で聴かなきゃならないのが辛いです。
      作品に罪はない、ほんと私もそう思います。

      削除

ただいまコメントは受け付けておりません。